偏波保持型モード同期Ybファイバーレーザーキットの販売を開始

このたび株式会社光響(代表取締役社長 住村和彦、本社 京都府京都市)は、偏波保持型モード同期Ybファイバーレーザーキットの販売を開始しました。本キットは、各コンポーネントがモジュール化された、1030 nm帯ピコ秒ファイバーレーザーキットです。簡単に系の組み替えが出来るため各コンポーネントの機能を確認する事が出来ます。基礎実験やファイバーレーザーの学習に最適なキットです。

偏波保持Ybファイバーレーザーを構築するためには、様々な光学部品を揃える必要があります。また、ファイバー同士の接続に融着機という特殊な装置を用意しなければなりません。Ybファイバーレーザーの構築はファイバー光学系の学習に最適である一方で、光学部品・融着機の取扱が難しいため使用しにくいという課題がありました。また、一度組み上げると構成を変えるのが困難なため、実験目的毎に光学部品を揃える必要がありました。

本キットは、各コンポーネントがモジュール化されているため、簡単に構築する事が出来ます。また、全てのファイバーにコネクターがついているため、融着機を使用する必要もありません。様々な組み合わせを試す事で各コンポーネントの機能を確認する事が出来ます。CW発振やピコ秒発振の切り替えもでき、ファイバー光学系の学習や基礎実験に大変使いやすいキットです。

光響では、今後も光産業の活性化に貢献し、光技術による5大革命(情報革命・医療革命・食料革命・環境革命・エネルギー革命)の促進を支援して参ります。

FL-PM-MLYb-kit_image2

製品
製品名:偏波保持型モード同期Ybファイバーレーザーキット
型番:FL-PM-MLYb-kit

仕様例
パルス幅:数ps
中心波長:1029 nm
平均出力:9 mW
繰り返し:92 MHz

販売
価格:138万円(税抜)
納期:約1ヶ月