フェムト秒のパルス幅が得られる 1.0 μm帯透過型パルスコンプレッサーキットの販売を開始
このたび株式会社光響(代表取締役社長 住村和彦、本社 京都府京都市)は、1.0 μm帯透過型パルスコンプレッサーキットの販売を開始しました。フェムト秒の超短パルスレーザーを得るためにはパルス圧縮を行う必要があります。しかしながら、パルスコンプレッサーの構築には、波長に応じたグレーティングの選定やオプトメカニクスの選定など面倒なプロセスが必要となります。本キットでは、既に適切な光学部品が選定されているため、構築作業に集中することが出来ます。
フェムト秒の超短パルスレーザーは、レーザー加工、物性計測、蛍光観察など幅広く用いられます。その際、パルス幅は重要なパラメーターであり、よりパルス幅が狭いものが望ましいとされています。しかしながら、ファイバーレーザーやファイバーアンプ等から出射したレーザーのパルス幅では広すぎる場合があります。その際パルス圧縮を行う必要がありますが、パルスコンプレッサーの構築は波長に合わせた光学部品の選定に手間がかかり、面倒な作業でした。
本キットでは、透過型グレーティングやミラーなど、適切な光学部品が揃った状態で納品されます。そのため、光学部品選定の時間を大幅にカットすることができ、構築作業に集中することができます。また、高さ調整済みのホルダーがセットになっているため、すぐに使用でき、研究のスピードアップに貢献します。
製品
製品名:1.0 μm帯透過型パルスコンプレッサーキット
型番:PC-TG-10-kit
販売
価格:46万円(税抜き)
納期:約1ヶ月