高パルスエネルギー型フェムト秒再生増幅器キットを開発、販売を開始

このたび株式会社光響(代表取締役社長 住村和彦、本社 京都府京都市)は、高パルスエネルギー型フェムト秒再生増幅器キットを開発し、販売を開始しました。
フェムト秒再生増幅器はレーザー加工分野で用いられていますが、これまでは完成品での販売が主流の為、研究・開発分野のユーザーには汎用性がなく、一方、製造現場ではコストの高止まりの原因となっていました。本キットはマニュアルを参照しながら、簡単・確実に高パルスエネルギーのフェムト秒レーザーを組み立てることができ、低コストで様々な応用に対応が可能です。
本キットはパルスストレッチャー・パルスコンプレッサーを筐体に収めたワンボックスタイプで、ユーザー自身でフェムト秒再生増幅器の調整、修理、カスタム化ができ、レーザー光源を始めパルスストレッチャーやパルスコンプレッサーの開発ノウハウの習得にも最適の構成となっています。キットを用いた内製化により、民間企業での研究・開発用途、大学教育等の幅広い分野での普及を目指します。
光響では、今後も光産業の活性化に貢献し、光技術による5 大革命(情報革命・医療革命・食料革命・環境革命・エネルギー革命)の促進を支援して参ります。

RGA-fs-Yb-0.1mJ-kit

製品名:高パルスエネルギー型フェムト秒再生増幅器キット
型番:RGA-fs-Yb-0.1mJ-kit
仕様:
波長:1040(±10)nm
パルスエネルギー: > 100 μJ(圧縮器出力)
平均出力: > 200 mW(圧縮器出力)
繰り返し周波数: 2~5kHz
パルス幅: < 300 fs
増幅媒質: Yb:CaF2
励起光源: 980 nm レーザーダイオード
M2 < 1.2(典型値)
外形寸法:1500 × 600 × 270 mm
(ハニカムブレッドボード、カバー付き)