超高精密フェムト秒レーザー加工機
スライス加工 – 窒化ガリウム

スライス加工

フェムト秒レーザー(超短パルスレーザー)は照射箇所のみを分子乖離・コールドアブレーションさせることができるため微細加工に適しています。
このページでは自社 超高精密フェムト秒レーザー加工機にて行った スライス加工 の加工結果を公開しています。

【スライス加工】

  • 目的:窒化ガリウム基板の内部中央約 0.17mm の位置に改質層を⽣成し、基板を上下⽅向に分離できるようにする
  • 素材:窒化ガリウム(GaN)基板、サイズ 10mm × 10mm、t = 0.35mm
  • 設備:空間位相変調器(LCOS-SLM)、対物レンズ(50倍)
  • 方法:ステージ動作により、バーストモードのレーザーを縦横 2μm ピッチで照射。ステージ動作速度とレーザーの発振周波数に関係なく、指定したピッチ(今回は2μm)でレーザーを照射するために等ピッチPOD(パルス・オン・デマンド)制御を行う
  • 結果:基板の厚み中央(内部 174μm の位置)に改質層を生成

【加工動画】

※レーザー照射がわかりやすいように強度のIRレーザーで実施

【加工結果】

レーザースライス 顕微鏡写真

レーザー照射前素材<クリックで拡大表示>

レーザースライス 顕微鏡写真

レーザー照射後素材<クリックで拡大表示>

レーザースライス 顕微鏡写真(断面)

基板の横面画像<クリックで拡大表示(位置データ付き)>

超高精密フェムト秒レーザー加工機
-femto-pro-

フェムト秒レーザー加工機
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