LaseView-LHB-200-VISNIR-GigE | 光響
LaseView-LHB-200-VISNIR はシリーズ標準品である大口径・高出力対応ビームプロファイラ LaseView-LHB-200 をベースに、さらに広域波長の可視光~近赤外域のビーム測定・分析まで可能にしたビームプロファイラです。測定波長範囲 400 nm ~ 1700 nm、ビーム径 200 mm × 200 mm、パワー密度 100 W/cm2までのレーザーに対応しております。
- 受光面寸法:200 mm × 200 mm
- 光学分解能:約 600 μm
- 測定波長範囲:400 nm ~ 1700 nm
- 高出力までのレーザー測定が可能(0.1 W/cm2 ~ 100 W/cm2)
- スペックル(キラキラ輝く明暗の斑点模様)の低減機能付き
- ビームプロファイラ with M2 プラットフォームソフト
(LaseView )付き
LaseView-LHB-200-VISNIR-GigE 仕様
受光面寸法 | 200 mm × 200 mm |
---|---|
光学分解能 (※1) |
約 600 μm |
測定波長範囲 | 950 nm ~ 1700 nm |
カメラ電源 | 5 V、約 700 mA (USBより供給) |
モーター電源 | 6 V、100 mA 以下 (付属ACアダプタより供給) |
外形寸法(mm) (スタンド、ケーブル、ACアダプタ含まず) |
W389 × H258 × D268 |
重量 (スタンド、ケーブル、ACアダプタ含まず) |
8 kg 以下 |
ソフトウェア機能 | LaseViewに準拠 |
備考 |
|
価格 | お問い合わせください |
納期 | お問い合わせください |
1週間レンタル(2回まで可) | お問い合わせください |
※1 典型的には受光面の全面において、スペック通りの解像度が得られます。ただし、出荷前の検査は中心部のみとなります。
構成図
高出力対応
CCDは感度が高く壊れやすいため、高出力レーザービームのビームプロファイルを計測するためには、複数の減衰系を使用する必要がありました。
LaseView-LHBでは、新設計の光学系を用いることにより、最大100 W/cm2のレーザービームまで減衰することなく測定することができます。
これにより光学系を単純化することができ、減衰系によるレーザービームの歪みを防ぐことができます。
大口径対応
これまで、大口径のビームプロファイルを測定するには、通常のビームプロファイラを手動で移動させながら分割測定する方法がとられていました。
この方法は手間がかかるうえに、減衰させながら分割測定をするため相対強度がわからないといった問題がありました。
LaseView-LHBではこれらの問題を解決し、一括でビームプロファイルの測定ができます。
例えば乾燥のためにレーザーを用いる乾燥用レーザー機といった機械では、レーザーのビーム径は自ずと大口径になります。そういったレーザーを計測するためにもLHBシリーズは活躍します。
スキャンニングレーザーの測定
開口が広いため、ビームプロファイラを動かすことなく、レーザースキャニングユニットなどでレーザースキャン光の測定が可能です。ビームプロファイルだけでなく、レーザー光の位置も正確にわかりますので、性能評価に最適です。
ビーム広がり角(ダイバージェンス)測定機能
伝搬特性に関わる重要なパラメーターであるビーム広がり角を、標準機能で手軽に測定することができます。
ビーム広がり角はレーザー伝搬にとって非常に重要なパラメーターです。
測定手順は下記のとおり非常にシンプルです。
- ビームプロファイルの測定を2箇所で行い、データを保存する
- ビーム広がり角測定ボタンをクリックする
更に、保存データから2箇所におけるビームパワーの変化も分かるため、伝搬損失も分かってしまいます。
ビームポインティング経時変化の解析機能
ビームポインティング経時変化を、標準機能で手軽に測定することができます。
- 画像ロギング機能を使い、適度な時間間隔で画像を保存する。
- [ポインティング]ボタンをクリックする。
- [解析の実行]をクリックするビーム重心のX座標とY座標の計時変化がグラフ表示されます。
LaseViewに多点解析機能
1つのカメラで複数のビームスポットを同時に解析。(動画参照)