LaseView-LHB-50-NIR-GigE | 光響

大口径・高出力対応 ビームプロファイラ LaseView-LHB-50-NIR-GigE の製品ページです。LaseView-LHB-50-NIR はシリーズ標準品である大口径・高出力対応ビームプロファイラLaseView-LHB-50 をベースに、近赤外域のビーム測定・分析用の製品で、測定波長範囲 950 nm ~ 1700 nm、ビーム径50mm×50mm、パワー密度 100 W/cm2 までのレーザーに対応しております。

特徴

  • 受光面寸法:50 mm × 50 mm
  • 光学分解能:約 400 μm
  • 測定波長範囲:950 nm ~ 1700nm
  • 高出力までのレーザー測定が可能(0.1 W/cm2 ~ 100 W/cm2
  • スペックル(キラキラ輝く明暗の斑点模様)の低減機能付き
  • ビームプロファイラ with M2 プラットフォームソフト
    LaseView )付き

LaseView-LHB-50-NIR-GigE

LaseView-LHB-50-NIR-GigE 仕様

受光面寸法 50 mm × 50 mm
光学分解能(※1) 約 400 μm
測定波長範囲
(出荷時のフォーカス波長)
950 nm ~ 1700 nm
(1310 nm)
カメラ電源 12 V、10 W 以下
(付属ACアダプタより供給)
外形寸法(mm)
(スタンド、ケーブル、ACアダプタ含まず)
W195 × H83 × D196
重量
(スタンド、ケーブル、ACアダプタ含まず)
2.5 kg 以下
ソフトウェア機能 LaseView に準拠
備考
  • CAT5EもしくはCAT6 対応のLANケーブルをご使用ください。(LANケーブルは付属しません。)
  • ビーム直径が小さい場合、十分な解像度が得られなくなります。
    目安として、光学分解能の6倍以上のビーム径(半値全幅)の測定が可能です。
  • フレームレートはPCの演算能力やUSBの接続状態により低下することがあります。
  • スペックル低減機能を利用する場合、1~2秒間の測定時間(典型値)を要します。
価格 お問い合わせください
納期 1 ~ 1.5ヶ月
1週間レンタル(2回まで可)

※1 典型的には受光面の全面において、スペック通りの解像度が得られます。ただし、出荷前の検査は中心部のみとなります。

高出力対応

CCDは感度が高く壊れやすいため、高出力レーザービームのビームプロファイルを計測するためには、複数の減衰系を使用する必要がありました。
LaseView-LHB では、新設計の光学系を用いることにより、最大100 W/cm2 のレーザービームまで減衰することなく測定することができます。
これにより光学系を単純化することができ、減衰系によるレーザービームの歪みを防ぐことができます。

高出力レーザービームの減衰測定系と、LaseView-LHB に高出力レーザービームを直接入射している様子
(飛鳥メディカル株式会社様ご提供)

大口径対応

これまで、大口径のビームプロファイルを測定するには、通常のビームプロファイラを手動で移動させながら分割測定する方法がとられていました。
この方法は手間がかかるうえに、減衰させながら分割測定をするため相対強度がわからないといった問題がありました。
LaseView-LHB ではこれらの問題を解決し、一括でビームプロファイルの測定ができます。
例えば乾燥のためにレーザーを用いる乾燥用レーザー機といった機械では、レーザーのビーム径は自ずと大口径になります。そういったレーザーを計測するためにもLHBシリーズは活躍します。

分割計測されたビームプロファイルと、LaseView-LHBにより一括計測したビームプロファイル
(飛鳥メディカル株式会社様ご提供)

スキャンニングレーザーの測定

開口が広いため、ビームプロファイラを動かすことなく、レーザースキャニングユニットなどでレーザースキャン光の測定が可能です。ビームプロファイルだけでなく、レーザー光の位置も正確にわかりますので、性能評価に最適です。


  • 複数LHBを利用したLiDARのレーザー解析

ビーム広がり角(ダイバージェンス)測定機能

ビーム広がり角測定の画面

伝搬特性に関わる重要なパラメーターであるビーム広がり角を、標準機能で手軽に測定することができます。
ビーム広がり角はレーザー伝搬にとって非常に重要なパラメーターです。
測定手順は下記のとおり非常にシンプルです。

  1. ビームプロファイルの測定を2箇所で行い、データを保存する
  2. ビーム広がり角測定ボタンをクリックする

更に、保存データから2箇所におけるビームパワーの変化も分かるため、伝搬損失も分かってしまいます。

ビームポインティング経時変化の解析機能

ビームポインティング経時変化測定の画面

ビームポインティング経時変化を、標準機能で手軽に測定することができます。

  1. 画像ロギング機能を使い、適度な時間間隔で画像を保存する。
  2. [ポインティング]ボタンをクリックする。
  3. [解析の実行]をクリックするビーム重心のX座標とY座標の計時変化がグラフ表示されます。

LaseViewに多点解析機能

1つのカメラで複数のビームスポットを同時に解析。(動画参照)

複数LHBでの解析使用例 ケース1

周方向に90度ずつ配置

複数LHBでの解析使用例 ケース2

周方向の1/4について、4つくっつけて並べる

複数LHBでの解析使用例 ケース3

縦に4つ積み上げる

複数LHBでの解析使用例 ケース4

田の字型に並べる

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