LaseView-LHB-800-WA|光響

LaseView-LHB-800-WA は、受光面が800 mm角の当社史上最大のビームプロファイラーです。受光面寸法を当社従来製品の最大200 mm角から800 mm角まで広げる事により、200 mmを超える大口径レーザーに対し、従来製品のように分割化・複数回にわけての測定が不要になりました。光の許容入射角度は± 70°のワイドアングル対応で広角で入射する際に生じていた 迷光の発生を抑え、より多様な照射環境での検査を実現します。

特徴

  • 受光面寸法:800 mm × 800 mm
  • 光学分解能:約 1200 μm(受光面中心部において)
  • 測定波長範囲:400 nm ~ 1100 nm(出荷時に指定波長にてフォーカス調整
  • 高出力までのレーザー測定が可能(0.1 W/cm2 〜 100 W/cm2
  • スペックル(キラキラ輝く明暗の斑点模様)の低減機能付き
  • ビームプロファイラ with M2 プラットフォームソフト
    LaseView)付き

LaseView-LHB-800-WA

LaseView-LHB-800-WA 仕様

 項目  仕様 
型式  LaseView-LHB-800-WA 
受光面寸法  800 mm × 800 mm 
測定パワー密度の目安  0.001 W/cm2 ~ 1 W/cm2(露光時間により感度を調整) 
入射パワー密度  最大100 W/cm2
総入射パワー  最大100 W
許容光入射角度  ±70° 
光学分解能  1200 μm 以下 
測定波長範囲  400 nm ~ 1100 nm(指定波長にてフォーカス調整済み) 
取得画像画素数  1250 x 1250 又は 2500 × 2500 
画素分解能  320 μm
ビット深度  8 / 16 bit 
最大フレームレート  23 fps ~ 94 fps(画像フォーマットに依存) 
露光時間  1 μs ~ 4 s 
インタフェース  USB 3.0 (Type-B) 
電源  カメラ電源5 V (USBより供給)
モーター電源12 V (付属ACアダプタより供給)
外形寸法  W 1100 mm × H 1116 mm × D 1065 mm(突起部除く) 
重量  約85 kg
備考  ・光学分解能の20倍以下のビーム径の測定では十分な精度が得られないことがあります。
・フレームレートは、PCの演算能力、USBの接続状態、設定により低下することがあります。
・スペックル低減機能を利用する場合、1~2秒間の測定時間(典型値)を要します。 

外寸図

LaseView-LHB-800-WAの外観図

LaseView-LHB-800-WAの外寸図

高出力対応

CCDは感度が高く壊れやすいため、高出力レーザービームのビームプロファイルを計測するためには、複数の減衰系を使用する必要がありました。
LaseView-LHB では、新設計の光学系を用いることにより、最大100 W/cm2 のレーザービームまで減衰することなく測定することができます。
これにより光学系を単純化することができ、減衰系によるレーザービームの歪みを防ぐことができます。

高出力レーザービームの減衰測定系と、LaseView-LHB に高出力レーザービームを直接入射している様子
(飛鳥メディカル株式会社様ご提供)

大口径対応

これまで、大口径のビームプロファイルを測定するには、通常のビームプロファイラを手動で移動させながら分割測定する方法がとられていました。
この方法は手間がかかるうえに、減衰させながら分割測定をするため相対強度がわからないといった問題がありました。
LaseView-LHB ではこれらの問題を解決し、一括でビームプロファイルの測定ができます。
例えば乾燥のためにレーザーを用いる乾燥用レーザー機といった機械では、レーザーのビーム径は自ずと大口径になります。そういったレーザーを計測するためにもLHBシリーズは活躍します。

分割計測されたビームプロファイルと、LaseView-LHBにより一括計測したビームプロファイル
(飛鳥メディカル株式会社様ご提供)

スキャンニングレーザーの測定

開口が広いため、ビームプロファイラを動かすことなく、レーザースキャニングユニットなどでレーザースキャン光の測定が可能です。ビームプロファイルだけでなく、レーザー光の位置も正確にわかりますので、性能評価に最適です。


  • 複数LHBを利用したLiDARのレーザー解析

ビーム広がり角(ダイバージェンス)測定機能

ビーム広がり角測定の画面

伝搬特性に関わる重要なパラメーターであるビーム広がり角を、標準機能で手軽に測定することができます。
ビーム広がり角はレーザー伝搬にとって非常に重要なパラメーターです。
測定手順は下記のとおり非常にシンプルです。

  1. ビームプロファイルの測定を2箇所で行い、データを保存する
  2. ビーム広がり角測定ボタンをクリックする

更に、保存データから2箇所におけるビームパワーの変化も分かるため、伝搬損失も分かってしまいます。

ビームポインティング経時変化の解析機能

ビームポインティング経時変化測定の画面

ビームポインティング経時変化を、標準機能で手軽に測定することができます。

  1. 画像ロギング機能を使い、適度な時間間隔で画像を保存する。
  2. [ポインティング]ボタンをクリックする。
  3. [解析の実行]をクリックするビーム重心のX座標とY座標の計時変化がグラフ表示されます。

LaseViewに多点解析機能

1つのカメラで複数のビームスポットを同時に解析。(動画参照)

複数LHBでの解析使用例 ケース1

周方向に90度ずつ配置

複数LHBでの解析使用例 ケース2

周方向の1/4について、4つくっつけて並べる

複数LHBでの解析使用例 ケース3

縦に4つ積み上げる

複数LHBでの解析使用例 ケース4

田の字型に並べる

メニュー

LaseView-LHB 製品一覧

受光面 800 mm角・200 mm角

受光面 100 mm角

受光面 50 mm角・25 mm角

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