モリブデン(Mo) 概要

特徴 銀白色の硬い金属(遷移金属)。常温、常圧で安定な結晶構造は体心立方構造 (BCC) で、比重は10.28、融点は2620 °C、沸点は4650 °C(融点、沸点とも異なる実験値あり)。
空気中では酸化被膜を作り内部が保護される。高温で酸素やハロゲンと反応する。アンモニア水には可溶。熱濃硫酸、硝酸、王水にも溶ける。原子価は2価から6価をとる。輝水鉛鉱(MoS2 など)に含まれる。
用途 各種合金鋼の添加元素に利用される。(クロムモリブデン鋼、マンガンモリブデン鋼、ニッケルクロムモリブデン鋼等)。
硫化モリブデン(IV)は摩擦係数が低いことから、工業用の潤滑油やエンジンオイルの添加剤に用いられる。
医療分野でモリブテン99は癌の診断などにも利用されている。
化学式 Mo

モリブデン(Mo)のレーザー加工

加工内容 加工厚み 判定 備考・注記
穴あけ加工 50μm 熱による変色

加工動画

ファイバーレーザーマーカー